葬儀そのものにかかる費用に加え、返礼品やお布施も
葬儀においてもお金のこと…やっぱり気になります。地域や葬儀社によって金額や内容は変化しますが、新潟市北区にある葬儀場、豊栄 セ・モアの社長 野口さんに、目安となる葬儀費用の話を教えてもらいました。
豊栄 セ・モア 社長
野口哲也さん
北区ならではの慣習を考慮した、心温まる葬儀を提供しています。
※葬儀費用の目安は豊栄 セ・モアの見積をベースにしています。新潟県葬祭業協同組合に加盟するその他のエリアの店舗については、新潟県葬祭業協同組合にお問い合わせください。
家族葬の場合で概ね100万円、用意があれば安心です
新潟県は全国的に見て 葬儀費用が高い県でした
葬儀において、やはり気になるのが費用のこと。地域や葬儀社、葬儀の形式によって異なるのは前提として、ある程度の目安は知っておきたいところです。
「実は新潟県は全国的に見て、葬儀費用の平均値が高い県なんです。葬儀自体の費用に大差はありませんが、おもてなし精神が強いため、お斎や返礼品にかかる費用が他県より高い傾向にありました。しかし、葬儀のスタイルが家族葬へとシフトした今、以前のように飲食代や返礼品に費用がかからなくなり、家族葬を執り行う場合で葬儀費用は概ね100万円。そのくらいの用意をしておけば、安心と考えていいと思います」。
家族葬の費用は全国的に見ても100万円前後が平均値。もちろん参列者の人数などに応じて、金額は変動しますが、どんな葬儀をしたいかをベースに、葬儀社に見積もりを依頼してみるのも将来の不安を払拭する一手になるはずです。
新潟県の飲食費用は他県の約2.6倍…!
新潟県の葬儀費用の平均値を高めていたのが、飲食代と返礼品。中でも飲食にかかる費用は、他県が3,000円程度なのに対して、新潟県は8,000円程が平均価格。他県では火葬場で飲食を済ますことが多く、酒類は提供されないケースがほとんど。
ちなみにコロナ以前、新潟県の一般葬にかかる平均額は190万円と約2倍でした。
コロナ禍を経て、家族葬という選択肢が生まれ、大きく変化した葬儀事情。地域に根付いた地元の葬儀場なども、今ではほとんどが家族葬に対応したプランや式場を用意しています。ホームページを調べたり、資料を請求してみたり、今からできそうなことを始めてみてはいかがですか。
豊栄 セ・モア 社長
野口哲也さん
「新潟県内でも地域によって葬儀の行い方はさまざまです。通夜の前にご遺体を火葬する地域や、お通夜の後に火葬する地域もあります。私たちは葬儀のプロですので、地域の慣習を考慮しつつ、故人様やご遺族が望む葬儀を実現いたしますので、お任せください」