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2024/2/07

葬儀のマナー|葬儀以外での香典の渡し方

おとなKomachi編集部


家族葬が増える今、通夜・葬儀以外で渡すケースも増えています

小規模、そして近親者のみで行う家族葬が増えた今、通夜や葬儀に参列できないといった方も多くいます。また、やむを得ない事情で通夜・葬儀に参列できない時も。そういった場合、香典は後日弔問時に渡す、郵送で渡すなどのケースも増えています。

 

葬儀以外での香典の渡し方

葬儀・通夜の際、代理人にお願いする

通夜や葬儀に参列できない場合、代理人を立てるといったケースもあります。その場合は代理人に葬儀に参列してもらい、香典を渡してもらうこともできます。誰の香典か、喪主や遺族がわかるよう、香典の表書きの氏名の下に「代」を付けたうえで、住所・氏名・金額を書いておきましょう。

 

弔問時に渡す場合

葬儀が終わった後日、故人の自宅にお伺いすることを「弔問」といいます。弔問に訪れる際は、辞退の連絡がない限り、香典を用意するようにしましょう。弔問の際は、故人に線香をあげてから香典やお供え物をお渡しする、もしくは供えることになります。

弔問であっても、香典はふくさに包んで持参します。香典袋のまま持っていくのは失礼に当たります。万が一、ふくさがない場合は、ハンカチなどで包んで持っていきましょう。

ハンカチの色は黒か白を選ぶようにし、無地のものが好ましいです。香典袋が包みやすい、大判のハンカチがあるといいでしょう。風呂敷やスカーフでも代用できます。

遺族にお渡しする場合は、「御霊前にお供えください」といったお悔やみの言葉を添えて、渡しましょう。宗教・宗派によって異なりますが、基本的には故人が亡くなってから四十九日前が「御霊前」、四十九日を過ぎたら「御仏前」となります。あいまいな場合は、「お供えください」と、あえてその言葉を使わなくても大丈夫です。

 

職場での香典の渡し方

職場の人のご家庭に不幸があった場合は、自分だけで勝手に判断して香典を渡すことは絶対に避けてください。同じ職場の中で、金額がバラバラでは印象もよくありません。職場の中や、同じ部署の中で、香典を出す人と出さない人がいるのもよくありません。まずは上司に相談し、職場全体で決めていきましょう。

 

香典を郵送で送る場合

郵送の場合は、現金を送ることになるので「現金書留」を利用して送りましょう。普通郵便や宅急便などで現金を送ることは、郵便法で禁止されています。

現金書留専用封筒を用意し、必ず香典袋に現金を納めてから、専用封筒に入れてください。封筒にも自分の住所・氏名を記載しますが、香典袋(中袋)にも自分の住所・氏名を記載します。

香典を送る際に、お手紙も付けるといいでしょう。お手紙に書く内容は関係性や状況によっても異なりますが、故人を偲ぶ気持ちを書きつづり、葬儀に参列できなかったことへの謝罪、遺族への労いの言葉を添えるのが一般的です。白い便箋1枚程度に収まるようであれば、故人との思い出なども書き添えると、遺族にとってはうれしい手紙になるはずです。

通夜がすぐ行われる場合は、斎場に送っても間に合わないため、後から喪主の住所宛に送るといいでしょう。

 

法要時に香典を渡す場合

四十九日や一周忌など、供養行事で香典を渡すこともあります。法要・法事の時に香典を渡す場合は、通夜や葬儀の時と同様、受付で渡すようにしましょう。自宅で開催される場合や受付の設置がない場合は、遺族に直接渡して問題ありません。あいさつの際に、お渡ししましょう。

法要は葬儀から日数が経っているため、「この度はご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」といったお悔やみの言葉は添えません。「この度はお招きいただき、ありがとうございます」といった言葉を添えて渡すといいでしょう。

 

 

新潟には頼れる専門家がたくさんいます。葬儀に関連することでわからないこと、困ったことがあれば、相談してみましょう。

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