家族葬と一般葬、何が違うの?
家族葬と一般葬はどう違うのか? 家族葬に定義やルールはありませんが、一般葬との違いは「葬儀の規模」といえるでしょう。その違いによって、費用や葬儀の行い方に違いが生じてきます。
■一般葬
一般葬には、生前、故人様と縁のあった友人をはじめ、お仕事の関係者、ご近所の方、習い事などをされていた場合はそのお教室仲間など、広く一般の方をお呼びすることになります。そのため参列者が増え、その分、飲食代や返礼品にかかる費用も膨らんでいきます。
また、一般葬には遺族や親族と面識のない方も参列されるケースがあります。その場合、故人様に変わって遺族の皆様がごあいさつをし、時間を割いて参列してくださったことに対して感謝の気持ちを伝えるため、しきたりやおもてなしなどを重視した葬儀になります。
■家族葬
一方、家族葬は前途したように、故人様の遺族や親族、特に親好の深かった友人に限られます。そのため、遺族が当日のあいさつに追われることもなく、気心知れた方同士で、故人の個性や趣味を反映した葬儀を執り行うことができます。
参列者が少ないということは会場の規模も小さなものでよく(むしろ参列者の人数に合わせた小規模な会場が望ましいといえます)、飲食代も返礼品も減り、結果、葬儀費用全体が抑えられるように。家族葬は、ご遺族の時間的・肉体的な負担が減るため、ゆとりをもって親族や故人の友人・知人と最後の時間を過ごすことができる式といえます。
ここ最近の葬儀のトレンドは?
コロナ禍によって急速に広まった家族葬。コロナが落ち着いた今、葬儀の形式は家族葬に一般弔問の時間を設けるといったスタイルがよく見られます。
どういうことかというと、菩提寺の読経やその後の食事などは親族や親しい友人のみで行い、その前後に、会社の人や知人などがご遺体にご焼香できる時間を設ける葬儀のありかたです。通夜・葬儀ともにこういった形式を取るご遺族は増えていますので、どのような式にしたいか、葬儀会社の人とよく話し合い、希望をきちんとお伝えするようにしてください。
新潟には頼れる専門家がたくさんいます。葬儀に関連することでわからないこと、困ったことがあれば、相談してみましょう。