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2024/3/13

葬儀のマナー|家族葬で弔電を受け取る側・送る側が気を付けたいこと

おとなKomachi編集部


家族葬で弔電は送ってもいいの?

親族をはじめ、故人と親しかった友人など、少人数で行う家族葬では、遺族が弔電を辞退するケースも多く見られます。弔電に限らず、香典や供物、供花も同様に辞退する場合があります。

 

そもそも弔電とは、大切な人を亡くされたご遺族に対して、お悔やみの気持ちをお伝えするもので、ご遺族にあまり気を遣わせることなく、弔意を伝えることができる方法です。

訃報を受けた際、何かしらの事情で葬儀に参列できない場合、弔意の気持ちを込め、すぐに手配をします。弔電は通夜・葬儀に参列できない人が用意するものであり、参列する場合は、弔電を送る必要はありません。

 

家族葬で弔電を受け取る側(ご遺族)が知っておきたいこと

弔電を辞退する場合は、必ず事前にお伝えしましょう。家族葬の場合、参列者に限りがあるため、電話などで連絡することが多いと思いますが、その際、「今回、弔電は辞退します」とお伝えください。

家族葬は近年、広く認知されるようになった葬儀のスタイルです。「参列できなければ弔電を送るべき」と考えている人もまだいらっしゃるため、「弔電は辞退する」とお伝えしたにもかかわらず、送られてきてしまうケースもあります。そういった場合は、相手の弔意に感謝し、快く受け取るようにしましょう。

 

弔電を受け取った後は、送り主にお礼状を出しましょう。御礼の品などを付ける必要はありませんので、なるべく早めに書面でお礼状を送るようにしてください。差出人は喪主の名前にし、「親族一同」と書き添えるのがいいでしょう。

 

家族葬で弔電を送る側が気をつけたいこと

葬儀に参列できない場合、弔電を送ることを考える人も多いでしょう。家族葬の場合は弔電を辞退するケースも多くあります。なので、家族葬の連絡を受けた際は「弔電辞退」かどうかを確認してください。弔電についての記述がない特に場合は送って問題ありません。

弔電を送るには、以下のような方法があります。

・NTTのサイト
・郵便局からのレタックス
・局番なしの「115」番へ電話

インターネットであれば24時間受け付けているので、夜間に訃報を受けてもすぐに手配できます。

 

弔電の宛名は、喪主名にするのが一般的です。訃報を受けたら、通夜・葬儀の会場、日時、喪主名を確認しましょう。喪主名がわからない場合は、故人の名前の後に「ご遺族様」と付けます。差出人はフルネームで記載し、送ります。故人との関係性もわかるよう、会社名や住所も記載しておくと親切です。

弔電用の台紙も各事業者で用意されています。押し花や刺しゅう入り、漆仕様のものなど種類はさまざまです。無料のものから有料のものまであります。文面はインターネットや電報サービスなどで用意されている例文を使用しても構いません。自分で考える場合は、忌み言葉や重ね言葉に注意し、文章を考えるようにしてください。

 

気をつけたい忌み言葉

重ね言葉

「重ね重ね」「ますます」「度々」「くれぐれ」「わざわざ」などの重ね言葉は、不幸が続くイメージがあるので、避けるようにしますう。「続く」「追って」「繰り返す」といった言葉も避けるといいでしょう。

 

直接的な表現

「死去」「死亡」「亡くなる」などは、死を直接イメージする言葉なので「ご逝去」に書き替えます。「生きる」という言葉も避け、「お元気な頃」「ご生前」などの言い回しにしましょう。

 

負担になる言葉

「頑張ってください」などは、ご遺族の負担になる場合もあります。なるべく避けるようにしてください。

 

不吉なことを連想させる言葉

「消える」「浮かばない」「大変なことになる」などは、不吉なイメージを与えるので、使わないように。

 

弔電は通夜・葬儀で読み上げられるものなので、式が始まる数時間前までに届くよう手配するようにしてください。

 

新潟には頼れる専門家がたくさんいます。葬儀に関連することでわからないこと、困ったことがあれば、相談してみましょう。

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