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2024/3/12

葬儀のマナー|香典を包む際に注意したいこと

おとなKomachi編集部


家族葬に香典は必要?

近年、注目を集める「家族葬」。近親者のみで行う葬儀で、参列者も少なく、規模も小さい。ゆえに、故人らしさを尊重したアットホームな雰囲気の葬儀が行えると、支持を得ています。そんな家族葬にも香典は必要なのでしょうか?

家族葬にはご遺族の負担を軽減するために「香典辞退」といったケースもありますが、それ以外は、基本的に香典を包んでお持ちしましょう。今回の記事では、香典を包む際に注意したいことを紹介します。

香典を包む際に注意したいこと

香典を包む際は、金額やお札の状態などに注意が必要です。

 

割り切れる金額(偶数)は避ける

偶数は割り切れる数なので、故人や遺族と縁を切る・関係を終わりにするといった連想をすることができるからです。なので、2万円や8千円といったような金額は避けるようにしましょう。1万円や3万円、5万円、10万円など、キリがよく奇数になる金額が好ましいです。

 

「4」や「9」などは入れない

日本特有の考え方ですが、4は偶数であり「死」を連想させる数字とされているため、香典に包むには好ましくありません。同様に「苦」を連想させる9も、香典の金額には不向きです。気にしない、という方もいるかもしれませんが、仏式の葬儀で、あえてこの数字を選ぶ必要はありません。

 

端数や小銭を包まない

1万5千円、7千円など、千円単位の端数が生じる金額は、香典を数えるご遺族にとっても負担となってしまいます。キリのいい1万円などを包むようにしましょう。小銭を包むのも同様、ご遺族にとって、あまりいいものではありません。

 

新札は使わない

事前に用意しないといけない新札は、故人が亡くなるのを予測していたかのように捉えられてしまう、と言われています。できる限り、香典に新札を包むのは避けましょう。急な連絡で、どうしても新札しか手元にないような場合は、中央に折り目を入れるなどすれば問題ありません。

 

香典ひとつとっても、いろいろとマナーや注意すべきことがありますが、すべてはご遺族を思う、日本人ならではの「心遣い」から生まれたものといえます。迷った時は、ご遺族のことを考え、ご遺族に負担のかからなそうな選択肢を選ぶようにするといいでしょう。

 

新潟には頼れる専門家がたくさんいます。葬儀に関連することでわからないこと、困ったことがあれば、相談してみましょう。

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