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2024/2/13

葬儀の知識|葬儀社との打ち合わせで気をつけたいこと

おとなKomachi編集部


葬儀社との打ち合わせはしっかりと

故人はもちろん、ご遺族ともに満足のいく葬儀を執り行うためには、パートナーとなる葬儀社としっかりと打ち合わせを行い、意思の疎通を図っておくことが大切です。

葬儀の打ち合わせまでに準備しておくといいもの

葬儀社が決まった後は、葬儀担当者と葬儀の打ち合わせを開始します。それまでに、下記3つのものを準備しておくと打ち合わせがスムーズです。

1.遺影写真

葬儀の打ち合わせでは遺影写真についても話し合います。事前に、故人らしい、わりと最近の写真を用意しておくといいでしょう。たくさん人が写っていたり、背景に何か写っていたり、ぼやけているような写真でも、遺影用の写真に加工することは可能です。ご遺族がお気に入りの、故人らしい一枚を用意し、葬儀担当者に相談しましょう。

2.印鑑

行政の手続きとして必要な「死亡診断書」の記入や「火葬許可証」の受け取りには印鑑が必要になります。役所などに提出する公的な書類への捺印になるので、シャチハタなどは避け、きちんとした印鑑を用意しましょう。

書類の提出などを葬儀社に代行してもらう場合も印鑑が必要になりますので、忘れないよう用意してください。

3.宗派を確認できるもの

葬儀は、故人の宗教や宗派によって内容が変わりますので、葬儀の形式や内容を決める際には、宗派を確認しておく必要があります。仏教であれば菩提寺、キリスト教であれば教会の連絡先なども確認しておくといいでしょう。

 

葬儀は故人・遺族の気持ちが大事

葬儀にはさまざまな形式がありますが、まずは何よりも故人と遺族の意思が大切になります。大勢の方を呼び大規模な葬儀にしたいのか、親族や友人のみで執り行う家族葬にするのか、式は行わず火葬のみを行う火葬・直葬式にするのか。大切なのは「故人の想い」と「遺族の想い」です。

予算との兼ね合いもありますが、まずは故人・ご遺族がどういった式にしたいのかによって、規模や日程、段取りなどが異なってきます。

 

●故人の想い

葬儀に参列してほしい人は誰か。それによって参列人数がわかるので、葬儀の規模が見えてきます。生前、誰を呼びたいかだけでも確認しておきましょう。また、余力があれば、呼びたい人の連絡先も聞いておくといいですよ。

●遺族の想い

故人の想いを葬儀社に伝えられるのは遺族だけです。葬儀に対してどのような希望を持っていたかを伝えましょう。また、どういった葬儀で送り出したいかも大切です。故人が好きだったお花や音楽や食べ物など、いろいろと葬儀社のスタッフに伝えるといいですよ。

 

近年、ご自身の葬儀について生前、ご家族に伝えたり、エンディングノートのようなものに書き残したりされる方も増えてきています。そういった場合、故人の意思をより尊重した葬儀を行うことができますので、家族間で話し合う機会を設けられるのであれば、話し合っておくことをおすすめします。

 

ご遺体はすぐに搬送する必要があります

病院や施設などで亡くなられた際、ご遺体はすぐに搬送しなければなりません。すでに葬儀社が決まっている場合は、その葬儀社に連絡をすればいいですが、葬儀社が決まってない場合は、施設と提携している葬儀社にご遺体の搬送だけをお願いし、その後、葬儀を行ってもらう葬儀社を決めることも可能です。

ただ、ご逝去された後はあまり時間がなく、葬儀社をじっくりと検討している余裕はありません。事前に、葬儀社を調べておき、「ここにお願いしたい」といった、ある程度のめどを付けておくことも重要です。

 

葬儀費用・支払い方法などについては明確に

葬儀には大きな費用がかかります。予算と合わせて葬儀の内容を決めていき、見積もりの内容はしっかりと確認しましょう。追加や変動のある品目もありますので、不明な点はしっかりと担当者に聞いて、明確しておくことが重要です。

葬儀費用は、支払いにクレジットカード等が使えない場合もあります。支払い方法や支払いのタイミングについても、事前に確認しておくと安心です。

新潟には頼れる専門家がたくさんいます。葬儀に関連することでわからないこと、困ったことがあれば、相談してみましょう。

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