近年、需要が高まり続ける霊園。樹木葬や合葬墓などが有名ですが、現在の霊園にはさまざまなタイプのお墓が存在します。将来のお墓を霊園に依頼しようと思っている人は、自分にどんなタイプのお墓が合うのか、ぜひ参考にしてみてください。
フジパーク霊園 専務
石黒正平さん
2011年の開園以来、霊園事業に携わり、リードしてきたエキスパート。
お墓の継承者がいるかいないかでまずは大きく分けてみましょう
継承型とそうでないお墓、予算に応じても選択可
宗派を問わず、さまざまなタイプのお墓が用意されている霊園。お墓に対するニーズが多様化する今、注目度が高まっています。
「家を継がなくていい方や、お墓の継承者がいない方から問い合わせをいただくことが多いです。霊園には、継承型の一般墓をはじめ、納骨墓や樹木葬といった継承を前提としないお墓もあり、自分や家族の状況に応じて選ぶことができます。お墓のタイプによって費用も大きく異なるので、『お墓にお金はかけたくない』といった希望にお応えすることも可能です」。
こちらはフジパーク霊園にある樹木葬。シンボルツリーには楓を。
選ぶ際は自分の意志が大切ですが、お墓に入った後のお参りや法要の依頼などは、残された家族・親族が行います。継承者の有無に加え、アクセスの良さも判断のポイントに。
「必ず見学に来ていただきます。家族がいる方は可能な限り皆さん一緒に。ふらっと見学に来る方も多いので、まず実際に足を運んでみることをおすすめします」。
青々とした芝が広がり、心地いいロケーションに包まれた霊園の敷地。こちらは新たに誕生した、プレート型の洋風墓です。
自分に合ったお墓のタイプを知ろう
霊園選びの参考に、チャートで診断
霊園にあるお墓のタイプからあなたに合ったものはどれか? お墓選びの参考にしてみてください。
※こちらのチャートはフジパーク霊園の取材をもとに作成したチャートです。霊園によって詳細は異なります。
フジパーク霊園 専務
石黒正平さん
「弊社で一番利用者様が多いのが樹木葬です。フジパーク霊園の樹木葬は、まず区画を成形します。その後、直接遺骨を入れて土をかぶせ、名前を彫刻した御影石をのせ、さらに土を盛って芝生の状態に戻し、故人様を弔います。ぜひ見学にいらしてみてください」