和食、中華、イタリアンにも! 万能なおいしさアジ
春から夏にかけて旬を迎えるアジ。まるまると太り、キラキラと輝く姿に思わず「わぁ~、おいしそう」と声が。大きなアジは鮮魚コーナーでも一際目を引きます。今回はアジのおいしい食べ方を、料理研究家の佐藤智香子さんに教えてもらいました。
料理研究家
佐藤智香子さん
ワイオリキッチン代表。レシピ監修や商品開発など、多彩なメディアで活躍。Instagram(@waiolikitchen365)では最新情報を発信中。
「全体に丸みを帯びているものがおいしいアジの見極めポイントです。エラがきれいな紅色をしていて、黄色や金色っぽい色味をしているアジがいいですよ」
1.絶品! アジのなめろう
材料(2人分)
アジの3枚おろし…1尾
ショウガ(すりおろし)…小さじ1
ミョウガ(みじん切り)…1個
セロリ(みじん切り)…10cm分
万能ネギ(小口切り)…3本
卵黄…1個
【A】
みそ…大さじ1
ゴマ油…大さじ1
作り方(調理時間:約20分)
①アジの皮をはぎ、ショウガ、ミョウガ、Aを加えて包丁で混ぜ合わせながらたたく。
②セロリ、万能ネギを加えてあえる。
③器に盛り、卵黄をおとす。
薬味や調味料の風味をしっかりとアジに染み込ませていくイメージでたたきましょう。
2.アジの唐揚げ黒酢ソース
材料(2人分)
アジの3枚おろし…2尾
塩・コショウ…適量
片栗粉…適量
揚げ油…適量
赤パプリカ…1個
ピーマン…1個
白ゴマ…小さじ1
ベビーリーフ…好みで
【A】
黒酢…大さじ2
みりん…大さじ1
砂糖…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
ハチミツ…小さじ1
ゴマ油…小さじ1
作り方(調理時間:約20分)
①アジを一口大に切って塩・コショウをする。片栗粉を付け、180℃の油で揚げる。
②赤パプリカ、ピーマンを一口大に切って、素揚げする。
③鍋に【A】を入れて温め、①、②を加えてからめる。
④器に盛り、白ゴマを振る。好みでベビーリーフを添える。
余分な片栗粉ははたいて落とし、サクッと軽やかに仕上がるようにしましょう。
3.アジのプロヴァンサル
材料(2人分)
アジの三枚おろし…2尾
塩・コショウ…適量
バジル・タイム・イタリアンパセリなどのハーブ…合わせて50g
パン粉…1カップ
オリーブオイル…大さじ2
フルーツトマト…2個
作り方(調理時間:約30分)
①ハーブは葉をちぎって、パン粉と一緒にフードプロセッサーにかける。オリーブオイルを加えて、よく混ぜる。
②オーブンペーパーに塩・コショウをしたアジを並べ、①の香草パン粉をつける。
③170℃のオーブンで20分焼く。
④ 器に盛り、食べやすいサイズにカットしたフルーツトマトをそえる。
※オーブンがない場合は、塩・コショウしたアジに香草パン粉をまぶし、オリーブ油をひいたフライパンで、こんがり両面に焼き色が付くまで焼いてください。
フードプロセッサーがない場合は、包丁で細かく刻んだハーブをパン粉と混ぜてください。
撮影:目崎勝典
料理研究家
佐藤智香子さん
「大きめのアジはしっかりぜいごを取りましょう。尾から平行に包丁を入れ手前に引くように切ると取りやすいです。骨のキワの血合いは臭みの原因になります。流水でしっかり流し、水気をよくふいてから調理を始めてください」