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2024/7/01

家族葬について|家族葬と連絡を受けたら、どうすればいい?

おとなKomachi編集部


友人や知人の死を知り、親族や遺族から「今回は家族葬で葬儀を行うことになりました」と連絡が来た場合、連絡を受けた側はどうすればいいのか。ここ数年で一気に広がった家族葬ですから、これまで家族葬に参列したことがないとい方も多いことでしょう。よって、家族葬の連絡を受けた際、戸惑う方は多いはずです。

 

家族葬の定義とは?

そもそも家族葬とは、どういった葬儀のことを指すのか。実は家族葬に定義はありません。一般的には、家族や親族といった近親者のみで執り行う葬儀で、参列者は2親等以内で行うケースが多いですが、遺族や故人の意思によって、家族葬のスタイルはさまざまです。それは新潟で執り行う家族葬も同じです。

 

家族葬の参列者はどこまで?

家族葬の参列者についても明確な定義や決まりはありませんが、一般的に、2親等以内の近親者のみで行うケースが多いでしょう。2親等とは、直径の家族・親族、すなわち、故人の両親と子ども、子どもの家族、祖父母、孫、兄弟までを指します。

●1親等
配偶者、父母、子ども、配偶者の父母、子どもの配偶者

●2親等
兄弟姉妹、祖父母、兄弟姉妹の配偶者、配偶者の祖父母、孫、孫の配偶者

 

親族ではない場合、家族葬の連絡を受けたらどうすれば?

故人の親族ではないけれど、故人の遺族から「葬儀は家族葬で執り行います」と連絡を受けた場合、基本的に葬儀への参列は避けましょう。ただ最近は、近親者のみで行う家族葬に、友人や知人が参列できる時間を設けるケースも多くなっています。

 

焼香したい気持ちがあったり、故人に最後のお別れを告げたり、遺族にご挨拶をしたい場合などは、連絡をくれた方に直接聞いてみるのがいいでしょう。聞き方の例としては、

「この度はご愁傷様です。○○さん(故人)にご焼香をさせていただきたいのですが、日程と場所を教えていただくことは可能でしょうか。家族葬でご親族のみのご参列ということであれば控えさせていただきます」

など、遺族の気持ちを尊重しているといった気持ちをきちんと伝えつつ、差し支えなければ、といった姿勢でお聞きするといいでしょう。

親族のみの家族葬で執り行う場合は、「お気遣いありがとうございます。故人の希望で親族のみの家族葬となっております」といったお返事が届くはずです。

 

葬儀の連絡を受けた際は参列可能か事前に確認を

家族葬は遺族の負担を軽減するといった意味でも、近年、支持されるようになった葬儀のスタイルです。気持ちはありがたいけれど、想定していなかった参列者が来場した場合、戸惑ってしまうのは遺族です。葬儀の連絡を受けた際は、参列可能かどうか、事前に遺族に確認することをおすすめします。

 

訃報の連絡がないケースや、親族以外が参列するケースも

家族葬の場合は、相手のことを気遣うがゆえに、遺族から訃報の連絡がないケースもあります。人づてに訃報を知った場合は無理に参列するなどは控え、葬儀が終わった後で、遺族にご連絡し、弔問したい気持ちなどをお伝えするといいでしょう。

訃報の連絡に家族葬の会場や日時の記載がないケースも、基本的には参列を控えましょう。これも遺族の心遣いの一つですので、葬儀の後に、弔問したい旨をお伝えし、ご焼香に訪れることをおすすめします。

また、家族葬であっても、親族以外が参列するケースはあります。故人の意思や遺族の意向で、故人と親しかった友人や知人を招くといった家族葬もあります。遺族から参列をお願いされた場合は、家族葬であっても、参列することをおすすめします。

 

どんな葬儀であっても、葬儀は故人と遺族のために行うものといった意識を持ち、わからないことは遺族に確認するのがいいでしょう。家族葬が広まり始めてから、葬儀のスタイルも多様に変化しています。これまでの常識が、迷惑になってしまう場合もあります。わからないことは独断で判断せず、葬儀を執り行う遺族に聞くようにしてください。