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2024/4/01

お墓についての基礎知識|墓地の種類

おとなKomachi編集部


墓地についての基礎知識

お墓を建てるには、まず墓地を購入しなければなりません。墓地にもいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。経営する母体によって、「寺院墓地」「公営墓地」「民営墓地」の3種類に大きく分けられる墓地。墓地を新しく購入する場合、それぞれの墓地のメリットや特徴などを確認してから選ぶようにしましょう。

 

墓地は大きく分けて3種類あります

寺院墓地とは

寺院(宗教法人)が管理、経営する墓地のことで、一般的に寺院の中にある「境内墓地」のことを指します。現在では境内の墓地スペースが不足する場合も多く、寺院から離れた場所に造られたものも多くなっています。

寺院墓地は江戸時代の檀家制度から続いているものです。そのため、境内墓地を求める場合は基本的に檀家になる必要があります。檀家には、入檀料や永代供養料、お布施、改修費用の寄付など、費用面での普段が必要になります。

寺院が近くにあることで、葬儀・法要の際に利便性がいいことや、寺院がお墓を守ってくれるといった安心感があります。

 

公営墓地とは

都道府県や市町村などの自治体が管理・運営している墓地です。管理料や利用料が比較的安く、宗教や宗派による制度が少ないのが特徴です。そのため人気が高く、特に都市部では募集があったと同時に応募が殺到して抽選の倍率が高くなることも少なくありません。

また、公営墓地を申し込むにはあらかじめ決められている条件を満たしている必要があります。例えば、「公営墓地のある自治体に一定期間住所があること」や「遺骨がすでにあること」など、さまざまな条件が墓地によって細かく決められています。ほかにも、お墓を受け継ぐ人がいない場合は、事前に相談が必要なところもあります。

詳しくは募集の際に提示される条件を確認し、ご自身やご家族が当てはまるかどうか確認してから申し込むようにしてください。

 

民営墓地とは

民営墓地は、民間企業や宗教法人、財団法人などが管理・運営している墓地です。公営墓地に比べて規模が大きく、芝生や樹木を植えて公園のような雰囲気になっているところもあります。

墓地の区画スペースも比較的自由で、法要を行うための施設の設置や掃除などのサービスがあるほか、募集数も多いので購入しやすいのも魅力です。加えて、宗教や宗派による制限、購入するための資格条件が少なかったりする点も購入しやすさにつながります。また、お墓を継承する人がいない場合でも、柔軟に対応してもらえる場合があります。

ただ、使用料や管理費などの費用が公営墓地よりも高価な場合や、墓地によっては交通が不便な郊外にある場合も。自宅から無理なく行けるかなども考慮しながら、選ぶようにしてください。

 

墓地の購入=永代使用権を購入すること

墓地を手に入れる際、「墓地を購入する」という表現が使われます。このため、墓地の所有権を手に入れたと勘違いしてしまうかもしれませんが、土地の所有権は墓地の管理者が持っています。

実際には、その墓地を半永久的に使用できる「永代使用権」を手に入れたことになります。よって、墓地の購入の際に支払う代金を「永代使用料」もしくは「墓地使用料」などと言います。永代使用権は期限がないのが一般的で、代々に渡り墓地を受け継いでいくことができます。

 

墓地の永代使用権とは?

永代使用権は第三者に譲ったり、売買することは基本的にできません。永代使用権を購入した人が高齢になったり、亡くなったりした場合は、永代使用権の名義を親族の名前に変更できます。名義変更の手続きは、墓地の管理者に届け出ます。

名義変更した場合、寺院墓地では檀家としての責務を引き継ぎます。それ以外の墓地では、名義変更した人が墓地の管理料などの費用を払うのが一般的です。ただし、寺院の住職が代わった場合や民間墓地の経営母体が代わった場合などは、墓地の使用規則や管理料が改定されるケースがあります。


墓地を購入する前には、しっかりと使用規約に目を通し、わからないことは管理者に聞いて、あやふやな部分がないようにしてから購入するようにしてください。