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2024/3/03

葬儀のマナー|今さら聞けない香典の金額

おとなKomachi編集部


家族葬に香典は必要?

近年、注目を集める「家族葬」。近親者のみで行う葬儀で、参列者も少なく、規模も小さい。ゆえに、故人らしさを尊重したアットホームな雰囲気の葬儀が行えると、支持を得ています。

そんな家族葬にも香典は必要なのでしょうか? 一般的な葬儀の場合、参列者は香典を持参します。家族葬の場合も基本的には香典を持参しましょう。

家族葬の香典 金額一覧

一般葬同様、香典の金額は故人との関係性によって異なります。香典は本来、故人にたむける線香や花など、お供え物の代わりとして遺族にお渡しするものです。

なので、金額に決まりはありません。とはいえ、少なすぎたり、高額すぎたりすると、かえってご遺族に迷惑を掛けてしまうことにもなりかねません。常識的な金額を包むようにしたいものです。

一般的に、香典の金額は、血縁関係が近いほど高額になります。

自分の親:10万円程度
配偶者の親:10万円程度
兄弟・姉妹:5万円程度
配偶者の兄弟・姉妹:3万円~5万円程度
自分の祖父母:1万円~3万円程度
配偶者の祖父母:1万円~3万円程度
その他親戚:1万円~3万円程度
勤務先関係や友人:5千円~1万円
隣人:5千円前後

付き合いの程度などによって、金額は前後します。例えば、家族ぐるみでお世話になっていた会社の先輩などにはもっと多く香典を包む人もいます。ご近所の方でも、日頃の付き合いの深さで、5千円だったり、3千円だったり…金額はまちまちです。

 

家族葬には「香典辞退」も

家族葬を選択するご遺族の中には、香典返しの手間などを省きたいといった思いなどから「香典辞退」とするケースもあります。香典辞退の場合は、通夜・葬儀のお便りに「香典辞退」といった記載があります。そういった場合は、無理に渡さないようにしましょう。

そのような連絡を受けていない、もしくは、香典についての詳細がはっきりとわからないような場合は、どちらにも対応できるよう、香典を用意したほうがいいでしょう。会場で、受付の係に尋ねるなどしてください。

また、地域によっても香典の金額は異なってきます。初めて訪れる土地や地域の場合、習わしや作法が分からないのは仕方のないことなので、まずは、ご遺族の喪主または知人に聞いてみてください。弔意を持って臨めば、失礼にあたることはありません。

 

新潟には頼れる専門家がたくさんいます。葬儀に関連することでわからないこと、困ったことがあれば、相談してみましょう。

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